小谷ちいです!
子供たちが小学校に入学する際には、多くの変化が待ち受けています。ここからは個人的な意見です!
こども園の時期は「自分中心」の環境に慣れ親しんできた子供たちです。
こども園では、朝の到着時間がバラバラで、片付けも子供たちのペースで進められます。集団活動はありますが、一人で黙々と取り組む子や、友達と協力して行う子など、様々なスタイルが許容されています。
遊びの時間もたくさん確保され、子供たちは一人で遊んだり、自分で遊びの内容を決めることができます。給食に関しても「食べられるだけ」の自主性が尊重されています。
ところが、小学校になると生活環境は大きく変わります。
「集団中心」の環境が主となり、朝は集団での登校、片付けも時間内に終わらせる必要があり、提出場所も指定されるようになりますね。
クラス単位での活動が主体となり、ペアやグループでの作業が増えます。
活動時間も45分と決められ、遊びも集団でのものが中心です。
さらに、給食は完食を目指し、配膳などのグループ活動も行われるようになります。
このような変化により、子供たちそれぞれが異なる反応を示すことが考えられます。
片付けに時間がかかる子、ペアやグループ活動になじめない子、集団活動が苦手な子といったつまずきを経験する子もいます。
これらの課題が一過性で自然と解消する子もいれば、長期にわたって適応の難しさを感じる児童もいます。
特に、なじむのに時間がかかる児童の場合、彼らの心の不安や困難を理解し、個別のサポートが求められます。具体的な支援策としては、以下のような方法が考えられます。
- 個別カウンセリング: 児童の気持ちや不安をじっくりと聞き取る時間を設ける。
- 小規模グループ活動: 大きな集団よりも小さなグループでの活動を通じて、徐々に集団への適応を促す。
- ペア活動の導入: 一対一でのペア活動を増やし、他者との協力やコミュニケーションの基本を養う。
- 親や教育関係者との連携: 家庭や学校での児童の様子を共有し、一貫したサポートを行う。
どの子もそれぞれ異なるペースで成長します。
なじめない児童に対しては、その背景や原因を理解し、適切なサポートを行うことで、彼らの学校生活をより豊かにしていくことが大切ですね。