小谷ちいです!
昨日は各年齢ごとの「生きる力」の基礎を育成する目標と、具体的な活動例について掲載しました。
それでは、こども園と小学校の違いは何でしょうか?
再確認してみましょう!
目標
5〜6歳
- 自分の興味や関心を深める。
- 他者の立場や気持ちを理解し、思いやりのある行動をする。
- 独自に学び、考え、課題を解決する。
1年生
- 自分の考えや気持ちを伝え、他者の考えや気持ちを受け入れる。
- 規則や約束を守り、集団生活のルールを身につける。
- 学習の基本的な習慣を養う。
具体的な活動
5〜6歳
- 自分の興味や関心に基づいて調査したり、作品を作ったりする。
- 他者の考えや気持ちに寄り添う経験をする。
- 論理的に自分の考えや意見を伝える力を育てる。
1年生
- グループでの遊びを通じて、他者との協力の経験を積む。
- 自分の考えや気持ちを伝える活動を行う。
- 「聞く」「話す」「読む」「書く」の基本スキルを身につける。
大きな違いとして、こども園は「自分中心」で、小学校は「集団中心」です。したがって、集団行動が得意でない子は、こども園では目立たないかもしれませんが、小学校に進むと、集団行動に適応できない場合があります。
そして、「自分で活動する」から「友達と協力して活動する」に移行する過程で、トラブルやグループ間の移動などが生じることもあります。
こども園でも「集団での活動」の計画があるものの、それは「個別のニーズに合わせた活動」となっています。一方、小学校では集団を重視しているため、「個別の活動計画」は特別な支援が必要な場合に限られることが多いです。
文部科学省からは「幼保連携推進事業・架け橋プログラム」が公表されています。これにより、幼児期の学びの成果を基にした小学校入学後の教育の重要性が強調されています。
最も重要なのは、「一人一人の多様性を尊重した教育」です。個々の子どもに合わせたきめ細かい指導が求められます。そのため、こども園からの情報提供は非常に重要です。来年度の1年生の担任は、早めに決定し、積極的な交流を進めることが望ましいです。
続きはまた明日!