学校では職員の「安全点検」をしています。これは、「児童生徒が怪我なく安心して暮らすため」に、月に1回(かな?)職員で分担して確認をします。
この主任をしていましたが、「安心して暮らすため」確実なチェックをお願いしました。当然自分も週番や日直の時に、確認をします。不備があったり危険箇所があったら即座に管理職に伝えました。それでも何年も前の不具合が見つかります。先生方も安全面については十分留意されています。遊具については外部委託もしています。
さて、水道代ですね。予算のことや行政のこと、いろいろ絡み合っていて今回の請求になったかと思います。
↓ 設置者は行政。管理責任者は校長です。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo1/003/gijiroku/attach/1421376.htm
光熱費は行政が適切な予算を組み、支払っています。例えば、近年の物価高やクーラーの設置などで電気代は跳ね上がっていて、予算オーバーをしています。なので、補正予算を組み、議会で承認し、支払っている状況です。
水道代についても、同じようなことが言えます。
しかし、今回の件が「過失」と言われてしまうと、法律上は責任者(校長)に請求がされてしまいます。
民法で、過失は「損害が発生すると予想しそれを回避することができたのに避けなかったこと」です。「水を出しっぱなしにしたら、水道代がかかる」と予想でき、「水道を止める」という回避を知りつつ避けなかったと言うことになります。(法律に詳しくないのですみません。個人的な意見です。まだいろいろあるのですが、そこは追々)
ただし、「損害が不可抗力によって発生してしまった場合には損害賠償を求めることはできません」とあります。なんとか「不可抗力」に当たらないでしょうか?
(アディーレ法律事務所より抜粋)
しかし、これ、「過失」があった?とはいえ、高額です。
「校長」の責任負担があまりにも大きい。全責任(半額とはいえ)を負わすのは、いかがなものでしょう?それこそ地域の方々のあたたかい声かけがあれば、きっと解決に向かうでしょう。
もし、これがありなら、こんなこと起こりません?(ここからは個人的な意見です。間違いや矛盾があるかもしれません。あしからず。)
地域の方から「学校で夜遅くまで仕事している。電気代は誰が払っていると思うんだ。今残っている先生に請求しろ!」と。
みなさんはどう思われますか?
水泳の授業は、学習指導要領に記載されているため、行う必要があります。(ただし、水泳場の確保が困難な場合にはこれらを取り扱わないことができるが、これらの心得については、必ず取り上げることとなっています。)
昨今、プール管理を外部に委託する自治体も増えています。そこを議論し、よりよい方向に向かって行く事が行政にとっては大切なのではないでしょうか?